痛風とは

痛風にかかるのはほとんどが男性で、ある日突然、足の親ゆびの付け根の関節が赤く腫れて痛みだします。大の大人が2、3日は全く歩けなくなるほどの痛みを伴い、まさに、字のごとく「風が当たっただけでも痛い」病気です。しかし、1週間から10日経つとしだいに治まって、しばらくすると全く症状がなくなります。
そして、半年から1年たつとまた同じような発作がおこります。そして繰り返しているうちに、足首や膝の関節まで腫れはじめ、発作の間隔が次第に短くなってきます。
痛風発作は血清尿酸値が7.0mg/dLを越える状態が数年間以上は続かないと起こりません。この7.0mg/dLになるのに平均的な男性では尿酸値が1.5mg/dL上昇すると到達してしまいます。

痛風の原因

食生活と深い関わりのある痛風の原因は、尿酸という物質です。尿酸はどんな人のからだの中にも一定量あって、血液などの体液に溶けて循環し、尿の中に濾し取られて捨てられます。ところが、何らかの原因で血液中の尿酸の濃度が過剰に増えてしまうと針状の結晶になって体のいろいろな場所に沈着します。とくに関節などに沈着した場合に激しい痛風発作を起こすのです。

プリン体

尿酸は体内で「プリン体」と呼ばれる物質が分解されてできるものです。プリン体とは、動植物の細胞の核や染色体の中にある、遺伝に関わる核酸という物質の成分です。
プリン体を多く含む食品は、 レバー類、白子、一部の魚介類 エビ、イワシ、カツオが上げられます。またビールにも大量に含まれています。
プリン体はいわゆる美味しいものに多く含まれています。プリン体だけを減らすのは難しいので、食事量を全体的に減らさなくてはなりません。

痛風の予防と対策

プリン体を食べないのが一番ですが、そのほかに尿酸値が上がらない生活をしましょう。つまり、炎天下での運動など大量の汗をかくことはいけません。水分が不足し血液を濃縮することにもなります。これにより尿酸値が上昇し、尿路結石ができやすくなってしまいます。このため激しく運動したあとに痛風発作が起きやすくなるのです。運動はウォーキングなどの有酸素運動が適しています。
現代社会において、仕事や人間関係などストレスは常に付きまとうものです。ストレスが血圧を上げることはよく知られていますが、実は尿酸値を上げる原因にもなっているのです。ストレスをためないためには、まずは自分の体調に素直になる事です。体調が悪いと思ったら躊躇せず休む事が大切です。責任感の強い人が多くどうしても無理しがちな傾向にありますが、それは命を削っているのと同じです。

痛風の治療

痛風発作時の激しい痛みとそれが治まってしまった後の大きな落差のせいか、もう大丈夫と自分で判断して尿酸コントロールを中断してしまう患者さんが少なくありません。痛風の治療とは発作を抑えることではなく、その背後に隠れている高尿酸血症を治療する事なのです。医師から処方された尿酸降下薬を飲み始めると、尿酸値は下がり安定してきます。それに安心せず根気よく医師の指導の元で治療していきましょう。

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